頼れるものは頼るのだ
先日、もう15年は会っていない知人からこう言われた。
『頼れるものは頼るのだ』と。
この方は、私が20代の頃、洋服の販売員だった頃からずっと私のファンでいてくれている。
長年勤めていたお店を辞めてからも、私が結婚したことも知っていたが、いつも遠くから気にかけてくれていた。
ある時ふと思い出し連絡をしてみると、とても嬉しそうに私の話を聞いて意見してくれた。
それから私は、その方に、度々話を聞いてもらうようになった。
その方は私を全力でリスペクトそして褒めてくれて、とにかくすごく親身に、困り事に対して調べあげてくれるのは勿論、聞き込み調査までしてくれるのだ。
その方に最近言われた言葉、
『頼れるものは頼るのだ』と。
この言葉が身に染みて、深く考えるきっかけとなった。
両親を亡くして親戚も近くにおらず、頼れる存在が全くいないと思い込んでいた私にとって、何ともむず痒い言葉だったが、少し立ち止まって考えてみることにした。
そして試しに、唯一の兄に連絡を取ってみた。
するとどうだろう。
生きているかさえ不明だった兄から、快く受け入れてくれる返事がきた。
感激(T_T)
その瞬間から、点でしか見えていなかった『頼れるもの』の存在が、まるで夜空の星の様に無数に見え始めた。
いた、いた、ここにもいた!
近くにいない親戚でも、例え血の繋がりが無い他人でも。
勇気のあるほんの小さな行動によって、魂は共鳴し合える可能性を持つのだ。